夏場の緑のカーテンだけじゃない、冬も快適にしてくれる壁面緑化

壁を植物で覆うと省エネ効果が得られる

建物の表面温度の上昇を抑え、ヒートアイランド対策に役立つとして、注目を集めている壁面緑化。これで街中に緑が増えれば、見る人の心を癒したり、汚れた空気を浄化できますし、地球規模では二酸化炭素の排出量の削減にも繋がるかもしれませんね。家の保有者にとっても外部から騒音を低減させたり、壁から伝わる熱を減らすなど大きなメリットがあります。

特に夏場は、緑のカーテンがあるだけで冷房費がかなり節約できるでしょう。しかしゴーヤや朝顔のような植物で作った緑のカーテンは、寒くなると枯れ落ちるので、年間を通して緑を保てません。実際、壁面緑化では冬場も景観を保つため、常緑のつる性植物や多年草、木本性植物を用いるのが基本です。それでも季節感を楽しみたいなら、敢えて一年草を使う選択肢もあり得ます。ただ省エネという観点からは、冬も緑で覆うのが良いでしょう。壁面緑化では断熱効果だけでなく保温効果も得られるので、冬場の暖房費削減になるからです。

寒い時期にも壁面緑化に使える植物とは?

そんな寒い時期にも活躍してくれる植物としては、例えばキンポウゲ科のクレマチスがあります。夏に白い花を咲かせる植物ですが、低温にも負けない強さがあるようですね。また壁面緑化の定番植物、アイビーもおすすめです。大きな葉で一年中人の目を楽しませてくれるアイビーは、初心者にも扱いやすいことでも知られています。カロライナジャスミンも冬に強いとされていますが、有毒成分を含んでいることや、特に寒さの厳しい北日本では育ちにくいのが難点です。尚、冬場は植物の成長が止まるので、壁面緑化を始めるなら他の季節にして下さい。

自宅に壁面緑化を取り入れると、夏場の屋内温度の上昇を抑えられるので、省エネにもなります。また冬でも緑化状態を保てる植物を育てれば、寒い時期でも部屋の保温効果が得られます。